当サイトの目的は、老人性骨粗鬆症の成因、診断方法、予防など治療につきできるだけわかりやすく最新の知識を解説し、本症に対する理解を深めていただくとともに、骨粗鬆症対策として有効なカルシウムの働きや効果・効能、副作用についても知っていただきたいということです。読者の皆さんの健康で快適な生活の一助となれば幸いです。
コラム/カルシウムの基本
ここで骨の代謝についてお話したいと思います。 骨は一見代謝を行っていないようですが実はそうではなくて、骨の破壊と新生がたえずおこっています。 まず破骨細胞という骨を壊す細胞によって骨が吸収されます。この骨の吸収がおこるとその後に新しく骨ができてくるのです。 つまり骨の破壊と形成とが常に関連しておこっているのです。 破骨細胞は一般に多核の細胞で突起をたくさん持っています。 この細胞はPOC(pre-osteoclast)から分化誘導してできてきます。 それが骨の表面にくっついて突起を出して骨をかじります。 これが骨吸収期と呼ばれる時期です。 破骨細胞が骨をかじると骨の中のコラーゲンやカルシウム、リンが遊離してきます。 そうするとMNP(単核喰食細胞)が集まってきてコラーゲンやカルシウムが処理されます。その状態になると、そこにセメントラインというものが形成されて、今度はosteoblast(骨芽細胞)という、骨を作る細胞が集まってきます。 osteoblastは、pre-osteoblastという細胞から分化誘導されて出てきます。osteoblastにより骨が形成され、これが骨形成期と呼ばれる時期です。 骨ができるとosteoblastは骨の中に入り込んでosteocyte(骨細胞)になります。しかし一部は骨の表面を覆います。これがlining cellと呼ばれるものです。 osteoclastによりまず骨の吸収がおこり、その次にosteoblastにより骨形成がおこります。こういうことが3ヶ月くらいの周期で繰り返し骨の中でおこっているのです。 ですから骨は絶えず壊されてまた新しくできてくる、そういう状態が営まれているわけです。 (続く) カルシウムの健康効果にご興味がある方は、カルシウムサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のカルシウムサプリメント比較ランキングはこちら
ここで骨の代謝についてお話したいと思います。
骨は一見代謝を行っていないようですが実はそうではなくて、骨の破壊と新生がたえずおこっています。
まず破骨細胞という骨を壊す細胞によって骨が吸収されます。この骨の吸収がおこるとその後に新しく骨ができてくるのです。
つまり骨の破壊と形成とが常に関連しておこっているのです。
破骨細胞は一般に多核の細胞で突起をたくさん持っています。
この細胞はPOC(pre-osteoclast)から分化誘導してできてきます。
それが骨の表面にくっついて突起を出して骨をかじります。
これが骨吸収期と呼ばれる時期です。
破骨細胞が骨をかじると骨の中のコラーゲンやカルシウム、リンが遊離してきます。
そうするとMNP(単核喰食細胞)が集まってきてコラーゲンやカルシウムが処理されます。その状態になると、そこにセメントラインというものが形成されて、今度はosteoblast(骨芽細胞)という、骨を作る細胞が集まってきます。
osteoblastは、pre-osteoblastという細胞から分化誘導されて出てきます。osteoblastにより骨が形成され、これが骨形成期と呼ばれる時期です。
骨ができるとosteoblastは骨の中に入り込んでosteocyte(骨細胞)になります。しかし一部は骨の表面を覆います。これがlining cellと呼ばれるものです。
osteoclastによりまず骨の吸収がおこり、その次にosteoblastにより骨形成がおこります。こういうことが3ヶ月くらいの周期で繰り返し骨の中でおこっているのです。
ですから骨は絶えず壊されてまた新しくできてくる、そういう状態が営まれているわけです。
(続く)
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