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コラム/カルシウムの基本「カルシウムと高血圧」

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高血圧に食塩が関係があり、食塩のとり過ぎが高血圧の一因であるということは有名ですが、カルシウム欠乏が高血圧の原因となるということは比較的最近いわれていることです。

下図は食事中のカルシウム含量と血圧との関連を調べたいろいろな疫学調査の結果をまとめたものです。



カルシウム摂取の少ない所では高血圧が多く、逆にカルシウム摂取の多い所では高血圧が少ないというデータが出ています。

カルシウムの摂取量と収縮期高血圧の頻度との関係についてもカルシウム摂取の少ない所ほど収縮期高血圧の人が多く、カルシウム摂取が多い所ほど収縮期高血圧の頻度が少ないという成績があります。

また、細胞中のカルシウムが増えてきますと高血圧になります。図はヒ卜の血小板中のカルシウムと血圧との関係を調べたものですが、両者の聞に非常にきれいな正の相関があります。



つまり血小板中のカルシウムが増えるとそれにつれて血圧も高くなるということです。

そのようなことで血圧はカルシウムと非常に関係があります。図は高血圧ラットを高カルシウム食で飼った場合と低カルシウム食で飼ったときの血圧の変動を調べたものですが、明らかに高カルシウム食で飼った場合の方が低カルシウム食で飼ったときよりも血圧が下がっていることが示されています。



すなわち、カルシウムをたくさんとると血圧が下がるということがいえるわけです。

このようなことで最近ではカルシウムが高血圧と非常に関係が深いということがわかってきました。

(続く)

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