トップページ > コラム/カルシウムの基本「レントゲン写真による骨粗鬆症の診断」

当サイトの目的は、老人性骨粗鬆症の成因、診断方法、予防など治療につきできるだけわかりやすく最新の知識を解説し、本症に対する理解を深めていただくとともに、骨粗鬆症対策として有効なカルシウムの働きや効果・効能、副作用についても知っていただきたいということです。読者の皆さんの健康で快適な生活の一助となれば幸いです。

コラム/カルシウムの基本「レントゲン写真による骨粗鬆症の診断」

  • コラム/カルシウムの基本

    • 「レントゲン写真による骨粗鬆症の診断」

では骨粗鬆症はどのようにして診断するのでしょうか。

骨粗鬆症ではまず最初に出てくる症状は腰背痛です。

腰が痛い、背中が痛いという症状が多いのです。

ですから、お年よりの女性で腰が痛いとか背中が痛いとかいう場合には、まず胸椎および、腰椎のレントゲン写真を撮ることが必要です。

正面および側面の二方向の写真を撮ることか大事です。

まず正常の骨は縦と横の骨稜からなっています。骨粗鬆症の初期の軽症では横に走る骨稜が減ってきます。

その結果縦の骨稜が目立ってきます。

ちょうどすだれを見ているような感じになります。そして、さらに進んで中等症では横の骨稜のみならず縦の骨稜も減ってきます。

またさらに進んだ重症では辺縁硬化といいまして、椎体の上と下が白く目立つようになってきます。

さらに進むと今度は脊椎がつぶれてきます。こういう順序で骨の粗鬆化という現象がおきてきますので、これをレントゲン写真で読みとることが大事です。

レントゲン写真では、正常の人では椎体がしっかりしており、椎間板と椎体の密度の差が明らかです。

軽症では縦の骨稜が目立ってきます。骨が透けて見えます。

中等症になりますとさらに横の骨稜も減ってきますから骨全体がぼやけて見えます。そして椎体と椎間板との密度の差がなくなってきます。

重症になりますと椎体の辺縁が目立ってきます。そして圧迫骨折がみとめられるようになります。

椎体の骨密度が減少してしかも圧迫骨折がある、こういう状態が重症といえます。

このようにしてレントゲン写真からまず骨が減っているかどうかということを読みとることが一番大事です。

(続く)

カルシウムの健康効果にご興味がある方は、カルシウムサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

>>>最新のカルシウムサプリメント比較ランキングはこちら

目次

トップページ
2019年8月のカルシウムサプリメントランキングはこちら
カルシウムの基本

口コミを投稿する