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コラム/カルシウムの基本「骨粗鬆症とカルシウム」

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骨粗鬆症について、次は栄養の問題です。

栄養の問題では古くからカルシウムが重要であると言われています。それからリンが重要で、とくに食事の中のカルシウムとリンの比が問題となります。

あまりリンが多すぎるとカルシウムの吸収が悪くなると言われています。

カルシウムとリンの比についてはだいたい1:1、あるいは2:1ぐらいが一番よいと言われています。

さらに蛋白の過剰摂取が悪いと言われています。体の機能の維持に必要ですが蛋白をとりすぎると尿中へのカルシウムの排出量が増え、そのためにカルシウム欠乏をきたします。

フィンランド、イギリス、アメリカなど各国におけるカルシウム摂取量と骨粗鬆症の頻度との関係について調べたWHOのデータを見ると、フィンランド、イギリスなどカルシウム摂取量が多い所では骨粗鬆症の頻度が少ないです。

一方、インドや日本のようにカルシウム摂取量が非常に低い所では骨粗鬆症の頻度が高いというデータです。

旧ユーゴスラビアでかなり大規摸な疫学調査が行なわれましたが、旧ユーゴスラビアではカルシウムを1日だいたい1,200mgとっている高カルシウム地域と、その半分の600mgぐらいしかとっていない低カルシウム地域の二つの地域の男女についてのデータを見ると、明らかに高カルシウム地域の男性の方が低カルシウム地域の男性に比べて骨の量が多いことがわかります。

女性でも同じような傾向にあります。

低カルシウム地域では高カルシウム地域に比べて明らかに骨折の発生頻度が高いこともわかります。

(続く)

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