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コラム/カルシウムの基本「カルシウムの機能」

  • コラム/カルシウムの基本

    • 「カルシウムの機能」

カルシウムは生体内のあらゆるところに存在し、体のいろいろな機能に非常に重要な役割をしています。

図は細胞の中にあるカルシウムが生体のどのような機能に関係しているかをまとめたものです。



まずカルシウムは筋肉の収縮に必要であり、それから繊毛の運動、アメーバの運動、白血球の細菌貪食作用、細胞の分裂、受精、電気的興奮、ホルモンの分泌、あるいは代謝などに関係しています。

このように、カルシウムは生体のあらゆる機能に関係しているといっても過言ではなく、この細胞内のカルシウムの変化を介して、これらのいろいろな重要な反応が起こります。

カルシウムには細胞内のカルシウムと細胞外のカルシウムとがあります。

まず細胞外のカルシウムは主として血液中に存在し、常に一定のレベルに保たれています。

図は細胞外のカルシウムがどのような仕組みによって一定に保たれているかを示すものです。



カルシウムは通常食物から入ってきます。食物から腸管に入り、それが主として十二指腸、空腸で吸収されます。吸収されない分は便に出ます。

腸が大事な役割をしているといえます。

それから次に大事なのは骨です。骨では常に骨吸収と骨形成という過程が行われており、骨が吸収されるときには骨から細胞外液中にカルシウムが放出される一方、骨が形成されるときには細胞外から骨にカルシウムが取り込まれます。

次に大事なのは腎臓で、腎臓からは血液中のカルシウムが排泄され、これが尿中に出てきます。

しかしながら、カルシウムは非常に大切ですから、そのほとんどが腎臓から再び再吸収されます。

それから動脈などの軟部組織への出入りもあります。このような器官がカルシウムの代謝を調節しています。

(続く)

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